伊那谷、中央アルプス と やまびこカップル
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陣馬形山は、天竜川左岸、駒ケ根市境に近い中川村にある。山頂からは伊那谷を俯瞰し、西に中央アルプス、
東に南アルプスの大パノラマが広がり伊那谷随一の景観という。
山頂へはハイキングコースと林道も整備され車でもアクセスが可能です。
近年は、「日本で最も美しい村」をめざし環境整備を進め、観光に、ハイキングに、夏のキャンプを呼びかける。
今回は、やまびこ会としては三度目の登山です。
一行22名は、南アルプス側の”四徳(しとく)森林体験館”側から、2006.11開通の
”陣馬形四徳ルート遊歩道”経由で山頂を目指しました。
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写真説明、
陣馬形山頂から、眼下に、天竜川が貫流する広い伊那谷を、西方に中央アルプスを望む、12:21撮影、
写真クリックで、南アルプス展望・N撮影
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@コース案内(四徳森林体験館〜山頂):
マップ・
断面図
A登山口:林道半ノ入線入口
(今回は、四徳森林体験館休館中のため約600m奥の三叉路)
Bコース:中川散策マップ:
四徳ルート遊歩道(今回のやまびこ会はのコース・往復17000歩)
C総所要時間: 4時間23分/沿面距離約8.9Km・累積標高差±725m
・登山口 10:07
林道半ノ入線入口
(四徳森林体験館休館中のため約600m奥の三叉路を左折)
熊の木彫りと山頂への標識を確認、
・林道半ノ入線 10:11
入山間もなく、ハンノ入沢を渡る、
・林道半ノ入線 10:19
緩やかな、落ち葉路を2Km程進む、
・林道終点=四徳ルート遊歩道入口 10:50
ここにも、熊の木彫りが建つ、標識に従い、右側に進む、
・標識 11:01
四徳ルート遊歩道の標識は、『NPO法人 山里の暮らしと豊かな森を守る会』の心のこもった手作り、
分かり易く、登山の安全を見守る。
・四徳ルート遊歩道 11:08
遊歩道は、落ち葉のプロムナード、
急登を避け、ジグザグに、そして、丸太の階段もありシニアーにも優しい。
NPO の皆さん、ありがとう。
・ススキの原 11:18
遊歩道を、30分ほど進むと、ススキの原に出る。
振り向くと、南アルプスの高嶺、
・ススキの原 11:27
更に進むと、鉄塔、そこは、陣馬牧場の跡地のようだ、
左奥の鉄塔が、山頂のパラボラアンテナ、
・遊歩道終点 11:58
四徳ルートは、要所要所で熊の木彫りが迎える。
NPOの皆さんのハイカーへの”おもてなし”
終点には、ヘリポート位の広場、その先で、望岳荘方面からの舗装の林道に合流、
・旧陣馬牧場ゲート 12:06
このゲートをくぐると、山頂エリアのキャンプ場、あづまや、水場、WC完備、
・白銀の中央アルプス 12:07
山頂へ急ぐ、隊員、
・あづまや 12:09
ハイカーは、立ち寄ることもなく山頂へ、
・パラボラアンテナ 12:09
この先が、山頂、
・登頂 12:12
360度の大展望、全員、疲れた様子もなくケロり、
所要時間は2時間05分、
・山頂の展望図 12:15
クリック拡大でご覧くださいね。
・晩秋の伊那谷 12:17
そして、中央アルプス、このままがよい、リニアーは似合わないと思う。
・千畳敷カール 12:17
はや、冬の装い、 クリック拡大でご覧くださいね、
ロープウェーのルートも、千畳敷ロッジも確認できますよ。
・ランチ 12:19
幸せそうな隊員、
取材記者は、ボケ防止活動で忙しい、
・南アルプス 12:30
クリックして、仙丈岳?(N撮影)アップをご覧くださいね、
・登頂記念 12:52
素晴らしい記念写真、ゲスト1名を含めて22名全員ニコニコ、
この感動は、ボケ防止に役立つと思う。?
・下山開始、道路標識 13:10
車で登る方は、このような標識を確認し。
折草峠を目指せば、陣馬山を車で縦断できる、
ただし、途中にダートがあると言うので要注意と思う。
・林道・下山 13:11
山頂近くを舗装路が縦断、
前方に、南アルプスの主峰仙丈?が輝く、
・陣馬形牧場記念碑 13:12
道路わきに、牧場開拓の記念碑(昭和48年9月)が建つ、
牧場は、地域の畜産振興を図るため伊那四市町村により、中川村が事業主体となり、昭和45年度から進められた。
中川村のガイドマップには、”旧陣馬形牧場”とあるので、現在は”廃牧場?
・四徳ルート遊歩道 13:13
ここから、ススキの原・陣馬形牧場跡の快適下山、
・林道半ノ入線入口着 14:30
四徳ルート遊歩道経由の快適下山、
所要時間は、1時間20分、
お疲れ様、ハイキングおわり、
・・・ 以下は、帰路レポート ・・・
・小渕ダムサイト 14:50
往路、帰路のレストハウス(WC)として活用、
(登山口の四徳森林体験館は、夏季以外閉鎖のため)
・望岳荘前からの風景 16:12 N撮影
望岳荘の日帰り温泉コースで、休憩
・松尾リンゴ園(松川) 16:43 N撮影
リンゴの試食で満腹、リンゴの土産
夕暮れのリンゴ園を後に、松川ICより帰豊、
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《取材メモ》
今回の登山に参加し、取材して、
1、上伊那郡中川村を訪ねて
中川村 は、伊那山地で人口5,226人/1,584世帯の山村である。
2000年には、「日本で最も美しい村」連合に加入したという。私は、今までこの山村を知らなかった。
村は、人口の減少をなくそうと、村営住宅を建て、分譲住宅も準備し、陣馬形山のハイキングコースを整備し、望岳荘も建てた。
しかし、思うように成果もないという。村には、小学校が東西に2校あり今年の3月17日に卒業した生徒はそれぞれ16名です。
若者が少なく、高齢化が進むようだ。
古老は言う、陣馬形山の山腹を貫く赤白の大きな送電鉄塔は、浜岡原発の電力を伊那谷へ送るといい、その用途は将来の”リニアー新幹線”
の電源という。正しく、原発は不沈空母日本列島の原動力であり、中電、リニアー推進者にとっても原発の再稼働は悲願なのだ。
将来、村の近くに”リニアー中間駅”ができる。その時、村は日本一都心に近い村となり、人口は倍増し、
陣馬形山はハイカーであふれる? それとも、原発もリニアーも頓挫し幻の大鉄塔となるか?
”リニア建設残土で防災”これは3月23日の中日新聞の見出しです。品川・名古屋間ルートの80%はトンネルである。
そこから掘り出される残土は、県内50Kmだけでも300万立方メートル、駒ケ根市は低地かさ上げなどの防災に残土活用を提案し
近隣の市町村に呼びかけた。リニアーも防災に役立つのだ、
2、陣馬形四徳ルート遊歩道
このルートの開通は、8年前(2006.11)であり比較的新しい。
従って、山のガイドブックでの紹介も目につかない。今回、やまびこ会は、3回目の登山で、新ルートに着目した。
この度、参加し、歩いてみると、
・登山口と思われた『四徳温泉』と『四徳森林体験館』は、夏季以外は閉館、駐車場も閉鎖であった。
・林道”半ノ入線”と”陣馬形四徳ルート遊歩道”経由は、シニアーハイク、小学生の遠足に相応しい、
安全、安心のコースであった。
・陣馬形四徳ルート遊歩道は、中川村が立ち上げた『NPO法人 山里の暮らしと豊かな森を守る会』の心のこもった手作り
遊歩道であった。一行は、道標の熊の木彫りに迎えられた。今後、このルートが、多くのハイカーに愛され”日本一美しい中川村”の幸せを願い、
この山紀行を編集し公開します。
やまびこ川柳
”遊歩道 熊の木彫りに こんにちは”・・・遠足ハイクの小学生”
”伊那谷も リニアー景気を 待ち望む”・・・中間駅誘致の駒ケ根市長
”中川は 訪ねてわかる 最美村 ”・・・村の存続を願う村長と取材記者
皆さん、Friendさん、お元気で
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