満観峰の茶畑
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満観峰と高草山からの眺望は、富士を仰ぎながら静岡市内・日本平・駿河湾そして伊豆半島をも一望できます。
今回は、やまびこ会の新春登山として、4年ぶり2回目の挑戦です。
平均年齢もアップしましたが、難易度は一般コースということもあり、
ゲスト2名を含めて22名もの参加者です。
コースは、その後のマイクロバス移動のおかげで、花沢の里の法華寺から入山し、
日本坂峠・満観峰・鞍掛峠・高草山を経由して坂本の林叟院(りんそういん)への
全長8Kmの縦走ルートとしました。2006年の初仕事の出来映え(足取り)をご覧ください。
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写真説明、
鞍掛峠から高草山へ向かう登山道を少し登った付近から見た満観峰です。
山頂一帯は茶畑ですが、現在は、その多くが茶林化(放棄茶畑)した日本の姿です。
マップ&コースタイム
(クリックすると見易くなります)
@花沢の里P 9:10発
A日本坂峠 10:20着・10:30発
B満観峰470m 11:35着・昼食・12:25発
C鞍掛峠 12:54着
D高草山501m 14:02着・14:15発
E林叟院(りんそういん)P 15:25着
・登山総所要時間:
6時間15分/8Km(昼食・休憩・写真撮影含む)
←花沢の里入り口P
ここから、万葉の香りのする花沢の里・法華寺を経て入山します。
前方が目指す満観の峰です。
手作りパン→
みかん農家の長屋門には、登山者への無人『手作りパンスタンド』です。
みかん畑は放棄され、時代は流れます。
←日本坂入口
法華寺から標識を見ての入山でしたが、途中から藪漕ぎとなりました。
次回は、法華寺をお参りしなければ、
茶林化の進展→
4年前の茶畑(右側)は放棄され、作業小屋も運搬用モノレールも朽ちていました。みかん畑の放棄も目立ちました。
←満観峰のランチ
駿河湾を背に富士山を眺めてながら、
登頂記念→
全員無事に登頂。富士は雲間に見え隠れです。
そこで、4年前の富士を思い出し合成写真に仕立てました。
←高草山へ
満観峰からの南西方向の眺めです。
さあ出発→
ここから鞍掛峠へ一旦下り、高草山へ向かいます。
←モノレール牽引車
4年ぶりの再会でしたが、一層あわれです。次回は金鋸を持って行かないと。
富士出現→
高草山からの眺めです。
←風力発電機
安部川河口の大浜公園の風車が浜風を受けて仕事中でした。
花沢山/450m→
この直下が東名高速・新幹線などの日本坂トンネルです。
←高草山登頂
全員無事に登頂できました。久々の快挙です。
理由は、縦走コースを選んだためですよね。
後方はNTTドコモのアンテナタワー。
坂本を目指して→
南面の茶畑も茶林化が進んでいました。この山域の70%は消滅したと思われました。
日本の茶所は風前の灯火となるのでしょうか、小泉改革の対応?改革は犠牲のおかげだ!
←遠江平野
を眺め、みかん山の作業道を抜け、
人影も無く、中高年のハイカーは行く。
焼津港→
標高差500mの下りも後わずか、マリンブルーの駿河湾が迫ります。
←林叟院
新春の初仕事は、無事に全員登頂の成果です。
そのお礼に、坂本の『高艸(くさ)山・林叟院』、
高草山の麓の古刹をお参りしました。
寺の由来の冊子(S31編集)には、486年の昔(文明3年)の建立で、戦国の世を経て今日に至るようです。林叟院という寺号の由来も書かれています。
『叟』という字じは、『老人』という意味であり、
坂本での建立時に東海大地震あり、それを予言して救った、修行者(老人)の徳を長く忘れないために選んだという。
中高年登山者の守護神になるかも?
やまびこ会員は、
2002年満観峰・高草山をクリックし、往時を偲んでくださいね。・・・今年も元気で頑張ろう!
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