静岡県静岡市葵区
第1真富士山1343m
Nov 1. 2011

第1真富士山風景

真富士山は、駿河の山で、山頂から眺める富士山が美しい。

今回は、やまびこ会にとって7年ぶり2回目、参加者15名中、前回の参加者は6名です。

前回は春山で総員22名の大部隊、当時は、やまび会の全盛期であったようで、今になっては、一緒に登った皆さんが懐かしく思われます。

やまびこ会の真富士山回想登山の取材記をご覧ください。

写真説明、
第1真富士山頂からみる富士山と愛鷹山(山麓右端の裾のふくらみ)風景、13:59撮影


@コース案内(カシミール3D): マップ断面図
A登山口:林道平野線・上の登山口
Bコース:第1真富士山左回り一周・往復
C総所要時間(第2真富士山パス): 5時間/3.7Km


・真富士の里Pにある案内図 10:29

真富士の里は、R29沿いの近郷農家の産直販売所、案内図をクリック拡大しご覧ください。

真富士山は、この少し先の細い道を左に折れ、山道をすすみ、登山口を目指す。



・登山口 11:39

登山ルートを確認する参加者、

標高は755m、クマ注意の標識が目立つ、

一行は、この看板を見逃して、林道をさらに先へ侵入、30分遅れて現着、

降りて確認すると、『斜面崩落で危険なため立ち入らないでください、静岡市』とある。

入山をためらう空気も出たが、崩落現場まで進み判断することになった。



・登山口のルート図(クリック拡大) 11:42

観光立県の静岡県は、どこの山も案内図が素晴らしい。



・登山路標識 11:45

入山間もなく、このような案内あり、安心、



・斜面崩落現場 12:11

入山30分後、崩落現場到着、概ね復旧工事も終り、ロープも張ってあった。

OKと判断し、第1真富士山を目指す。

一帯は急斜面で、ヒノキの放棄林、崩落条件が揃う。近くで、復旧工事者が単身で安全ロープを取り付けていた。 ご苦労さん、注意して登ってくださいと見送ってくれた。

・沢渡り 12:33

ここまで進み、7年前を思い出した。

秋山です。沢の水は少なくありがたい。。

・ヲイ平(二俣出会) 12:52

ここが中間地点、第1真富士山と第2真富士山への分岐点、

一帯は、ヒノキの人工林、

・コケルート 13:38

北西の斜面、急な登りが続く、ヒノキも終り、苔むす岩石帯に入る、

コケルート うっかりすると こけそうだ

・紅葉 13:44

鬱蒼としたヒノキ林から解放され、秋色、



・尾根道 12:03

自然林、落ち葉が登山者を癒す、



・尾根道の案内図(クリック拡大) 13:46

行く手を、案内図が遮る、

登山者は、現在地を確認しホッとする。



・リンドウ 13:56

山頂到着、リンドウと富士山が出迎える。



・昼食 14:13

2時間遅れの登頂、富士を眺め早々にランチ、

富士は、冠雪はないが美しい。その情景を写真に収めるのは難しい。

・登頂記念 14:35

今回の背景は真富士山なのだ、(前回は、合成)

二時半を過ぎた、早々に尾根道を左回りに下山開始、

・第2真富士山 14:55

尾根を北進し下山、雑木林、歩きやすい、樹間に第2真富士山が迫る。

大幅送れ、今回はパス、

・真富士峠 14:57

第2真富士山へは、ここから162mの急登である。今回はパスで助かった。高齢者には厳しそう。

7年前は、苦も無く登ったか?今回は、誰も登るとは言わない。

・真富士山麓風景 16:15

山麓一帯は、スギとヒノキの人工林です。このように管理された山域へ出ると林道・登山口が間近い。

お疲れさん。



《取材メモ》
今回の登山に参加し、取材して、

1、7年間の歳月がもたらした、一行と自分の体力低下を実感しました。

一行の登山所要時間は、前回は2山登頂で5時間、今回は、1山登頂で5時間です。
一行の行動範囲は、先導者74歳の速度と、取材記者73歳の力量で決まります。 以前は、隊列の後方では”遅い遅い”としきりにぼやく人がいましたが、最近はいなくなりました。

その後入会した健脚者(10歳若い)は不平も言わず歩くので相当我慢強い会員が入会したようです。 しかし、そのような人は今後は少ないと思います。

2、静岡県の登山案内図・標識について

観光立県の静岡県の山に行くたびに感じていましたが、何れの地域の山も案内図、標識などは年々充実しているように実感しました。
これは、素晴らしいことと思います。静岡県は、かなりの予算を計上していると思われます。 トレイルの整備費用を工事現場の掲示板で公開(浜松市で確認)します。 不要な、箱物予算より、県民の健全な安心登山で健康増進をはかることは有益と思われます。

3、登山の安全を願う

同僚が転落した情報もあり、今回は特に登山の安全が気になった。 取材記者は、今回の登山での急斜面、岩場、路肩の崩れ、露出した根こせり出しなどの足場の悪さから、 疲労が進む下山では自分を含めて高齢者の転倒する危険は極めて高いと思えてならなかった。

近年、山ガールが沢山登る名山より、このような山に危険が多いと思えた。登山を無事故で終えるには、
@難易度の低い山(★)を選ぶ、★★以上は行かない。

A下山は、一歩一歩ゆっくりゆっくり進む
B安全なハイキングコースを選ぶ(熊野古道、安全な登山道の山、美ヶ原、日本平などの観光地・・・)
C登山口へのアクセスは、大型バスが入れるところを選ぶ、中型のマイクロバスの林道の奥地への侵入は危険、特に大雨の後など、

やまびこ川柳

”やまびこが 登れる山は どの山か”・・・脚力が心配になってきた取材記者

”登山前 産直店で 買い物し”・・・値段に詳しいやまびこガール

”富士山は 登らなくても 見れるのに”・・・何故登る?不思議がる取材記者の友人

皆さん、Friendさん、お元気で




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